パーソナル3DプリンタのXYZprintingが、ついに業務用3Dプリンタ事業に参入!?:CES 2016(1/2 ページ)
XYZprintingは「2016 International CES」で、パーソナル向け/プロフェッショナル向け3Dプリンタの新製品や、同社初となる業務用3Dプリンタなどを発表した。
台湾New Kinpo Group傘下のXYZprintingは、米国ラスベガスで開催中の「2016 International CES」(2016年1月6〜9日)で、パーソナル向け/プロフェッショナル向け3Dプリンタの新製品や、同社初となる業務用3Dプリンタなどを発表した。本稿では、注目の新製品をピックアップして紹介する。
さらに小さくなった「ダヴィンチシリーズ」
パーソナル3Dプリンタの新製品として新たにラインアップされたのは、FDM(熱溶解積層)方式を採用する3Dプリンタ「ダヴィンチシリーズ」の新カテゴリー「ダヴィンチ Mini」だ。
本体サイズは400×336×362mmで、重さ8kg。同社パーソナル3Dプリンタ製品の中で最もサイズの小さかった「ダヴィンチ Jr. シリーズ」よりも容積が約30%ダウンし、場所を選ばずに設置や持ち運びが可能となった。ダヴィンチ Miniはシングルヘッドで、最大造形サイズは150×150×150mm。ダヴィンチ Jr. シリーズと同様、PLA樹脂が使用可能である。インタフェースとしてUSBポートの他、Wi-Fi接続にも対応する。販売時期は2016年第3四半期ごろで、販売価格は269米ドルを予定しているとのこと(日本での販売は未定)。
また同社は、ダヴィンチ Jr. シリーズの新製品として、2種類のPLAフィラメントをセットできる新開発のエクストルーダ(シングルヘッド)を搭載した「ダヴィンチ Jr. 2.0 Mix」を発表した。
新開発のエクストルーダにより、2種類の異なる色のフィラメントを組み合わせて出力したり、徐々に色を変えながら造形したりすることが可能だという。最大造形サイズは150×150×150mmで、PLA樹脂が使用可能。インタフェースとしてUSBポートとSDメモリーカードスロットを備える他、Wi-Fi接続にも対応する。販売時期は2016年第3四半期ごろで、販売価格は499米ドルを予定しているとのこと(日本での販売は未定)。
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