次期「XV」は「ダイナミックXソリッド」、クロスオーバーらしいデザインに:ジュネーブモーターショー2016
富士重工業は、「ジュネーブモーターショー2016」において、小型SUV「XV」の次期モデルのコンセプトカー「SUBARU XV CONCEPT」を初公開した。デザインテーマは、クロスオーバーらしさを取り入れた「DYNAMIC X SOLID(ダイナミックXソリッド)」である。
富士重工業は2016年3月1日(欧州時間)、「ジュネーブモーターショー2016」(一般公開日:2016年3月3〜13日)において、小型SUV「XV」の次期モデルのコンセプトカー「SUBARU XV CONCEPT」を初公開した。
SUBARU XV CONCEPTは、次期XVのデザイン方向性を提示すべく、スバルの次世代デザインフィロソフィー「DYNAMIC X SOLID(ダイナミックXソリッド)」をコンパクトクロスオーバーモデルとして表現したデザインコンセプトカーである。「凝縮されたボディサイズの中で、ダイナミックかつソリッドなスバルらしいデザイン要素とクロスオーバーならではの力強い造形を大胆に表現しつつ、クラスを超えた質感を融合させた」(同社)としている。
同社は2015年10月の「東京モーターショー2015」で、次期「インプレッサ」のハッチバックのコンセプトカー「IMPREZA 5-DOOR CONCEPT」を、2015年11月開催の「ロサンゼルスオートショー2015」で、次期インプレッサのセダンのコンセプトカー「IMPREZA SEDAN CONCEPT」を初公開している。両コンセプトカーのデザインテーマは「ダイナミック&ソリッド」だ。
SUBARU XV CONCEPTに採用したダイナミックXソリッドは、ダイナミック&ソリッドを基礎としつつ、クロスオーバーらしさの表現も取り入れたデザインフィロソフィーになっている。ボディカラーには氷河を想起させるブルーグレーを基調とした専用色の「グレイシャーカーキ・シリカ」を採用しつつ、SUVで重視される部分にも工夫を加えている。具体的には、フロントバンパー/ホイールアーチ/サイドシル/リアバンパーへと連続して設けたマットブラックのクラッディングや、フロントグリル/前後バンパー/アルミホイール/ルーフレールに配したオレンジのアクセントの組み合わせなどが挙げられる。
外形寸法は全長4520×全幅1920×全高1570mmで、ホイールベースは2670mm。現行のXVと比べて、全長で70mm、全幅で140mm、全高で20mm、ホイールベースで30mm増えている。
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