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止まらず“曲がる”衝突回避、乗り心地が気になるオートモーティブ メルマガ 編集後記

自分の運転技術が自動運転システムに負けるのはいつの日か。自動運転に負けずに精進し続けたいです。

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 この記事は、2016年2月22日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


止まらず“曲がる”衝突回避、乗り心地が気になる

三菱電機が開発中の、止まらず“曲がる”衝突回避
三菱電機が開発中の、止まらず“曲がる”衝突回避 (クリックして拡大) 出典:三菱電機

 三菱電機が、止まらずに曲がって衝突回避する自動運転技術を開発中です。ステアリングの自動操作により障害物を避けるシステムで、既に実車での実験を始めています。2016年2月17日に開催した研究開発成果披露会で発表しました(関連記事:ブレーキ使わずに衝突回避する自動運転技術、三菱電機が開発中)。

 これまで衝突回避と言えば、自動ブレーキで障害物とぶつかる前に止まる、あるいは衝突を避けられなくても減速することで被害を軽減するという効果を狙ったものが主流でした。ブレーキなしの“曲がる”衝突回避は目新しい取り組みではないでしょうか。

 この技術の開発に携わっている説明員の方は、曲がって避ける場合にも危険が伴うことを前提とした上で「急停止することで後続車両に危険を及ぼしたり交通の流れを乱したりする可能性を考えると、曲がって障害物を避けることも必要」と開発の狙いを話していました。

 クルマの基本性能の走る/曲がる/止まるのうち、運転支援システムでは「曲がる」の進化が出遅れている印象がありました。「走る」は自動追従機能があり、渋滞時に時速0kmになっても数秒以内に先行車両が動き出せば自動的に再発進するという機能もあります。

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