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APICSを活用する――世界有数の企業も認める“洋魂和才”のSCM基盤生産管理の世界共通言語「APICS」とは(5)(2/6 ページ)

サプライチェーンマネジメント(以下SCM)の体系的な知識を提供するAPICSを専門家が解説していく本連載。5回目は「APICSを活用する」価値と効果について解説する。

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APICS認定資格

 これまで本連載ではCPIMCSCPSCOR-Pの概要が紹介されてきた。APICS認定資格には、この他に、CPIM認定者がさらに高度な要件を満たすことで受けられるCFPIM、2016年第2四半期認定開始予定のロジスティクス分野の認定資格のCLTD、資格取得者が認定要件を満たすこと申請可能なIDPが存在する。まず、これらのAPICS認定資格の全体像を、問題数、制限時間、合格基準、認定開始時期、累計認定者数の観点で表1に紹介する。

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表1 APICS主要認定資格(クリックで拡大)
 出典:APICS公式URL提供 各EXAMINATION PROCEDURES BULLETIN

※1)CPIM、CSCPの合格基準は出題内容の難易度により毎回変動。上記は2015年統計値
※2)CPIM、CFPIM、CSCPは、5年毎の更新が求められる。SCM領域における各種取り組み・活動をポイント化し、累計ポイントが更新基準を上回れば更新可能。SCOR-Pは更新が求められていない。CLTDは不明
※3)2014年7月、APICS、Supply Chain Council(SCC)が合併。以降、APICSとして認定開始
※4)2015年7月、APICS、American Society of Transportation and Logistics(AST&L)が合併。CLTDは旧AST&L認定資格Certified in Transportation and Logistics(CTL)を前身とする資格として認定開始予定。各種詳細未定

 各試験の形態、認定プロセスについて、以下で説明する。

  • CFPIM、IDPを除き、試験形態は全てComputer Based Testing(CBT)で選択式。問題と選択肢は全て英語表記
  • CPIMは、対象5科目の各試験全てで合格基準を満たすことで認定
  • CFPIMは、CPIM認定後、CPIM各科目の合格点、SCM領域における各種取り組み・活動をポイント化し、累計ポイントが認定基準を上回ることが申請要件。APICS CFPIM Committeeが承認・却下を判定
  • CSCPは、対象1科目の試験で合格基準を満たすことで認定
  • SCOR-Pは3日間の認定トレーニング受講が受験要件。試験合格後、endorsement(推薦)が交付され、申請を通じ証明書を受領可能
  • IDPは、APICSのいずれかの資格取得、TTT(インストラクター訓練教育)受講などが申請要件。Instructor Committeeが承認・却下を判定。承認によってRecognized Instructors(認定インストラクター)と位置付けられ、さらに経験に応じAssociate、Lead、Masterの格付けがなされている。

 各資格間の関係や位置付けを理解するのが難しいので、下記の図1で位置付けを説明する。サプライチェーンの範囲を横軸、目的を縦軸として、CPIM、CFPIM、CSCP、SCOR-Pの位置付けの整理・マッピングを試みた。

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図1 CPIM、CFPIM、CSCP、SCOR-Pの対象サプライチェーンの範囲と活用目的 出典:筆者が独自に構成

 図1は、各資格の位置付けを理解するためだけでなく、APICSの資格・教育活用に着手する際の目安となるだろう。例えば、複数顧客の複数拠点、つまり横軸の「全体」側を対象とした物流業務を請け負う企業のマネジャー、担当者クラスの知識や共通理解の水準向上を「目的」とするのであれば、まずCSCPの学習に着目するのが妥当だということがいえる。

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