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インクジェットプリントヘッドの新工場を建設、生産能力を3倍に:工場ニュース
セイコーエプソンは、同社広丘事業所(長野県塩尻市)にインクジェットプリントヘッドを生産する新工場を建設すると発表した。インクジェットプリントヘッドの生産能力を約3倍に増強する予定だという。
セイコーエプソンは2016年1月20日、同社の広丘事業所(長野県塩尻市)に、インクジェットプリントヘッドを生産する新工場を建設すると発表した。
新工場には、建物建設および諸費用を含め約200億円を投資。ビジネスインクジェットプリンタや大容量インクタンク搭載プリンタ、商業・産業分野向け印刷機のコアデバイスとなる「PrecisionCore(プレシジョンコア)」プリントヘッドを生産する。
研究開発機能も備えた新工場は、延床面積約4万9000m2を予定しており、2016年度夏季に着工し、2018年度上期からの稼働を計画している。これによりエプソンは、プリントヘッドの生産能力を現在の約3倍に向上させる予定だという。
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