総合電子部品メーカーがグローバル・トレーサビリティを採用:製造IT導入事例
ダッソー・システムズは、アルプス電気が、グローバル製造オペレーションにおける高精度な製品追跡管理のため、同社の「DEMIA Apriso グローバル・トレーサビリティ」を採用したと発表した。
ダッソー・システムズは2016年1月7日、アルプス電気が、グローバル製造オペレーションにおける高精度な製品追跡管理のため、同社の「DEMIA Apriso グローバル・トレーサビリティ」を採用したと発表した。
アルプス電気は、全世界のメーカーへ約4万種類の電子部品を供給する総合電子部品メーカー。複数拠点の製造管理システムを標準化するため、2013年よりダッソーの「DELMIA Apriso MOM(製造オペレーション管理)」と、そこで収集したデータを統合的に分析するMPI(マニュファクチャリング・プロセス・インテリジェンス)を導入している。
今回アルプス電気では、既存ソリューションと連携が可能で、複数のグローバル拠点から必要な4M情報(man/machine/material/method)をリアルタイムに収集し、それらを一元管理するシステムの構築を検討。短期間でシステムを構築し、設備システムとの連携やビッグデータへの対応が可能なことから、DEMIA Apriso グローバル・トレーサビリティの導入を決定した。
同ソリューションは、社内をはじめ、生産活動に関わる取引先企業から最終納品先までを含めたグローバル・サプライチェーン・ネットワークを網羅し、イベント情報を追跡できる。また、同ソリューション以外のシステムからも必要情報を収集可能で、収集したビッグデータを洞察するリアルタイムな分析機能を備えている。これにより、IIoT(Industrial IoT)を活用したスマートファクトリーの基盤にもなるという。
アルプス電気では、今後全てのグローバル拠点へ同ソリューションを順次導入する予定だ。
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