疲れるけど魅力的、クルマのスピードの楽しさ
2016年1月15〜17日に幕張メッセでカスタムカーの展示会「東京オートサロン2016」が開催されました。3日間の来場者数は過去最高となる32万5501人だったそうです。
今回の出展で印象に残ったのはカスタマイズよりも、スピードの楽しさを訴えかけるものでした。住友ゴム工業のファルケンブランドのブースでは、エアロバイクを漕いだ時の心拍数の増加に合わせて映像と音楽が変化するアトラクションが設けられていました。映像は夜の高速道路で撮影されたもののようで、エアロバイクを漕いで心拍数が上がるほど映像が早回しになり、クルマを飛ばしているような感覚が味わえました。
Lexus Internationalのブースは、レクサスのモータースポーツの側面を紹介するため、時速300kmで走るクルマの目線を疑似体験するアトラクションを用意していました。時速300kmで運転できる人は、モータースポーツの選手か新幹線の運転手くらいのものでしょう。アトラクションで、素人ドライバーにとっては未知で現実離れした世界を垣間見ました(関連記事:スピードこそがクルマの正義、レクサスがミニカーで伝えようとしたこと)。
これらの展示が伝えようとしたように、速さというのは理屈を超えた魅力があります。モータースポーツが人々をひきつけて止まないのも、自分で運転するのが楽しいのも、この魅力によるものでしょう。
クルマの運転は楽しい半面、疲労も伴います。ブリヂストンの技術者はその原因の1つが人間のDNAにあると説明します。
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