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モデリングで失敗しないために――失敗から学ぶモデリングの実践的なコツプロジェクトを成功させるモデリングの極意(5)(3/10 ページ)

モデリングを失敗しないためには、失敗の原因と失敗しないためのコツを知ることが肝要です。今回は失敗しないための実践的なコツを紹介します。

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  • 曖昧モデリング

 (a) 追跡できないモデル図や矛盾のあるモデル図を作ってしまった、(b) なぜ?、(c) 必要な情報を曖昧なままにしてモデル図を描いてしまったら、追跡できないモデル図や矛盾のあるモデル図になってしまった、(d) なぜ曖昧なままにモデリングをしたのか。← 今、ここです。

図3. 曖昧モデリングのなぜなぜ問答
図3. 曖昧モデリングのなぜなぜ問答

 なぜ、入力を曖昧にしたままモデリングをしてしまったのでしょうか。これも原因はいろいろと考えられます。(e1) 情報を聞き取ることが困難であった、(e2) 確定した情報は誰も持っていなくて、これから決めようとしていた、(e3) 情報が曖昧だということを気づかなかったなどが挙げられます。他にも理由があるでしょうし、(e1)と(e2)は原因と結果の関係かも知れません。原因の深堀りはここまでにして、これらの対策を考えてみましょう。

 ここでは (e2)の対策を考えてみます。これは(e1)の原因であるかも知れませんので(e1)の対策になる可能性もあります。そしてきっと(c)の対策である「曖昧なままにモデリングをしない」という意味のない対策よりは、開発現場に実効的な対策が立てられるでしょう。

 (e2)の対策としてはずばり、曖昧である箇所も許すことです。大事なのはどこが何の理由で曖昧にしているのか、さらにその影響を閉じ込める、または影響範囲を明記することになります。つまり、「曖昧な箇所の明記と分離」です。これをホットスポットと呼んでもいいでしょう。さらに運用的に言えば、ホットスポットの書き方を統一しておく方がいいでしょう。ノートに書くだけでも、UMLであればステレオタイプにするのもいいですが、表記を統一することが分かりやすくするために重要で、それがコツになります。

図4. 曖昧モデリングのなぜなぜ問答の続き
図4. 曖昧モデリングのなぜなぜ問答の続き

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