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先端技術総合研究所に新実験棟が完成、投資総額は22億円:製造マネジメントニュース
三菱電機は、先端技術総合研究所(兵庫県尼崎市)の敷地内に建設していた「新実験棟」が完工したと発表した。投資総額は22億円で、2016年2月に稼働を開始する。
三菱電機は2015年12月9日、先端技術総合研究所(兵庫県尼崎市)の敷地内に建設していた「新実験棟」が完工したと発表した。投資総額は22億円で、2016年2月に稼働を開始する。
先端技術総合研究所は、三菱電機グループ全体の事業に関わる最先端技術の開発拠点だ。事業を支える基盤研究から新製品の開発、新事業につながる技術など、さまざまな分野の研究開発に取り組んでいる。今回、同所敷地内に新たに実験棟が完成したことで、大型の実験・評価設備を拡充し、成長戦略推進の要である空調冷熱、昇降機、環境・材料などの基盤技術開発を推進する。
新実験棟は地上6階建てで、延床面積は約4500m2。全フロアにLED照明を採用し、建屋全体と実験室の電力を「見える化」するなど、環境・省エネ対策を図った。
同社では今後、研究所内の実験施設の一部を順次、新実験棟に統合し、研究開発環境を整備することで、基盤技術の開発力を強化していくという。
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