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オリジナル「ミニ四駆」ボディを完成させよう!!無償3次元CADによる「ミニ四駆」ボディ設計講座(6)(3/5 ページ)

タミヤの「ミニ四駆」を題材に、無償3次元CADでミニ四駆の“オリジナルボディ”を3Dモデリングし、3Dプリンタで出力するまでを解説する連載。モデリング編の最終回となる第6回では、リアスポイラーを含めた後部形状を作り込み、ミニ四駆ボディを完成させる。

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MODEL環境でのモデリング

 いよいよSCULPT環境から抜けて、MODEL環境でモデリングを行います。メインメニューの[Finish Form]を選択して、MODEL環境に切り替えます(図19)。画面構成などが、SCULPT環境用に変わっていることが分かると思います。

MODEL環境へ切り替え
図19 MODEL環境へ切り替え ※画像クリックで拡大表示

リアスポイラーの作成

 まず、YZ平面を指定してスケッチを作成します。図20のようにリアスポイラー部の形状を2次元で描画します。円弧の位置は大体で大丈夫です(必要であればスキャンデータを参照してください)。

スケッチで描画
図20 スケッチで描画 ※画像クリックで拡大表示

 次に、図21のように[Extrude(押し出し)]を行います。「Distance(距離)」として、「30mm」と「28mm」分押し出します。その際、「Direction」や「Operation」の値に留意してください。

押し出しの実行
図21 押し出しの実行 ※画像クリックで拡大表示

 翼形状も同様に押し出します(図22)。

翼形状を押し出しで作成
図22 翼形状を押し出しで作成 ※画像クリックで拡大表示

 そして、[Chamfer(面取り)]を使用して、図23のように形状を修正します。「Chamfer Type」は「Two Distances」を選択します。

面取り付与
図23 面取り付与 ※画像クリックで拡大表示

 [Fillet(フィレット)]機能で、図24のエッジに半径「1mm」のフィレットを付与します。

フィレット付与(1)フィレット付与(2) 図24 フィレット付与 ※画像クリックで拡大表示

 同じく、翼形状にもフィレットを付与します(図25)。

フィレット付与
図25 フィレット付与(翼形状) ※画像クリックで拡大表示

 ここで作成しているリアスポイラーは、ベースとなるボディに取り付けるわけですが、このままでは最初に作ったリアスポイラーの立体形状がボディに食い込んでしまっています。そこで、図26のようにベースとなるボディのフェースを利用して、ボディの[Split Body(分割)]を実行します。

ボディの分割(1)
ボディの分割(2)ボディの分割(3) 図26 ボディの分割 ※画像クリックで拡大表示

 次に[Combine(結合)]を実行し、翼形状を一体化します(図27)。

翼形状の一体化(1)翼形状の一体化(2) 図27 翼形状の一体化 ※画像クリックで拡大表示

 そして、YZ平面を基準にミラーコピーします(図28)。

ミラーコピー(1)ミラーコピー(2) 図28 ミラーコピー ※画像クリックで拡大表示

 ミラーコピーしたボディと合わせて、本体と一体化します。使用する機能は[Combine(結合)]です。

一体化
図29 一体化 ※画像クリックで拡大表示

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