連載
オリジナル「ミニ四駆」ボディを完成させよう!!:無償3次元CADによる「ミニ四駆」ボディ設計講座(6)(4/5 ページ)
タミヤの「ミニ四駆」を題材に、無償3次元CADでミニ四駆の“オリジナルボディ”を3Dモデリングし、3Dプリンタで出力するまでを解説する連載。モデリング編の最終回となる第6回では、リアスポイラーを含めた後部形状を作り込み、ミニ四駆ボディを完成させる。
ボディキャッチ用の突起形状の作成
続いて、後部の突起部分を作成します。突起形状の輪郭をスケッチで描画するため、前輪中心から後方に「93.5mm」の位置に、XZ平面と平行に[Offset Plane(オフセット平面)]を作成します。同じく地面から「17mm」の位置に、XY平面と平行にオフセット平面を作成します(図30)。
さらに、YZ平面から「±10mm」の位置に、オフセット平面を作成します(図31)。
今作成したYZ平面に平行な2面を利用して、図32のように[Split Face(面を分割)]します。
[Press/Pull(プレス/プル)]と[Replace Face(面を置換)]を図33のように用いて、フェースを先ほど作成したYZ平面に平行な面に合わせます。
そして、前輪中心から後方へ「93.5mm」の位置に、XZ平面と平行に作成された面に対してスケッチを描画します(図34)。
スケッチが完了したら輪郭を押し出します。図35のように、「Direction」の項目を「Two Side」に、「Operation」の項目を「New Body」に、「Extents」の項目を「To」にして、ベースとなるボディの外側フェースまで押し出します。
今作成したボディを図36のように、「1.2mm」の肉厚で[Shell(シェル)]化して、その後一体化します。
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