米国インディアナ州に自動車用ドライブシャフトの製造拠点を設立:工場ニュース
NTNは、自動車用ドライブシャフトの製造拠点として、米国インディアナ州アンダーソン市に「NTN DRIVESHAFT ANDERSON」を設立した。米国における3番目の製造拠点で、2017年4月から量産を開始する。
NTNは2015年11月18日、自動車用ドライブシャフトの製造拠点として、米国インディアナ州アンダーソン市に「NTN DRIVESHAFT ANDERSON」を設立したと発表した。
同社は、1989年に米国インディアナ州コロンバス市に「NTN DRIVESHAFT」を設立。同国でのドライブシャフトの生産を開始した。2003年には、同州フランクフォート市にドライブシャフトの前工程品を生産する「NTK PRECISION AXLE」を設立、さらに2007年には、アラバマ州にドライブシャフトを生産する「Seohan-NTN Driveshaft USA」を設立している。
近年北米では、スポーツ用多目的車やピックアップトラックなどの需要が増加している。それに伴い、同社のドライブシャフトに対する需要も急増。今後も増加が見込まれることから、今回米国で3番目となるドライブシャフトの生産拠点を設立した。
新会社の資本金は4200万ドルで、NTN-USAが100%出資する。敷地面積は約16万2000m2、延床面積は約3万8000m2。2017年4月から量産を開始し、2018年度には約220億円の売り上げを目指すとしている。
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