コントローラー内蔵2軸一体サーボパックの新モデルを発売:FAニュース
安川電機は、「Σ-7」シリーズに、コントローラー内蔵2軸一体サーボパック「Σ-7C」モデルを追加した。同社のマシンコントローラーとACサーボドライブを一体化したもので、装置のモジュール化、分散システム化に対応する。
安川電機は2015年11月9日、「Σ-7(シグマ・セブン)」シリーズに、コントローラーを内蔵した2軸一体サーボパック「Σ-7C」モデルを追加した。装置のモジュール化や分散システム化、コンポーネント小型化などの要望に対応するもので、12月より販売を開始する。
今回発売されるΣ-7Cモデルは、同社のマシンコントローラー「MP3300」とACサーボドライブ「Σ-7W」を組み合わせた製品となる。Σ-7Wの2軸サーボパックとMP3300のコントローラー機能を一体化し、従来システムより幅を34mm削減した。装置制御に必要なI/O、イーサネットポートを標準装備し、1ユニットだけでPLCレスのシステムを構築できる。
また、内部2軸に加え、MECHATROLINK-III接続による外部4軸で、最大6軸構成が可能。MP3300とΣ-7Wをつなぐケーブルを必要としないため、装置のモジュール化・分散制御のシステム構成ができる。コントローラー機能用のI/O出力部は、保護機能が強化された。
速度周波数応答は3.1kHzで、内部2軸は内部バスに接続され、コントローラーからの指令や応答遅れを最小化している。外部軸との同期も可能。エンジニアリングツールはMPE720 Ver.7、SigmaWin+を使用し、従来品との互換性を保持した。オプションユニット装着時には、MP2000シリーズオプションモジュールによる機能拡張が可能だ。
主に、印刷機械や包装機械、簡易ロボットなどの用途に対応し、価格はオープン。
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