特集
インダストリー4.0は、日系製造業にピンチとチャンスをもたらしている:インダストリー4.0(2/5 ページ)
日本能率協会コンサルティングは、インダストリー4.0およびIoTによる技術革新に対する製造業の関心についてアンケート調査を実施。その調査結果を発表した。
インダストリー4.0は「将来的な脅威」が61%
インダストリー4.0やIoTで先行しているドイツや米国企業の動向について「将来的な脅威と認識している」とした回答は61%となった。また「喫緊の脅威と感じている」とした回答は18%となっており、79%は脅威だと認識していることが分かった(図4)。
インダストリー4.0やIoTへの取り組みを開始しているのは38%
「インダストリー4.0やIoTについて、社内で取り組みを始めているか」という問いについては「本格的な取り組みとなっている」が9%、「取り組み始めている」が29%となり、合計では38%となった。約4割が既に何らかの行動を開始している。一方で最も多い回答比率だったのが「取り組む予定である」で34%となった(図5)。
さらにこの取り組みの状況を企業規模別でソートすると、大企業になればなるほど取り組んでいる比率が高いということが分かった。一方で、売上高が100億円未満の企業は89%がまだ取り組んでいないとしている(図6)。
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