特集
インダストリー4.0は、日系製造業にピンチとチャンスをもたらしている:インダストリー4.0(3/5 ページ)
日本能率協会コンサルティングは、インダストリー4.0およびIoTによる技術革新に対する製造業の関心についてアンケート調査を実施。その調査結果を発表した。
インダストリー4.0やIoTへの取り組みは「専門部署で行うべき」
「インダストリー4.0やIoTへの取り組み体制はどうあるべきか」という問いに対しては「専門部署を設置」すべきだとした回答が39%で最も多い回答となった。一方で「トップダウンによる全社体制」とした回答が26%、「各部門で検討」が22%となっている。
基本的にはインダストリー4.0やIoTが実現を目指す「つながる工場」は、既存部門の業務プロセスを元に考えても実現が難しい場合が多く、専門部署やトップダウンなど、新しい枠組み作りに対し企業全体で取り組むべきだという状況が見えている(図7)。
また「推進主体となるべき部署」についての質問では、「開発・技術」が34%、「経営企画」が33%、「生産・物流」が30%という回答となった。インダストリー4.0やIoTは全社的な活動となるが、主体部署についても回答者の考えが割れた感じだ(図8)。
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