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インダストリー4.0は、日系製造業にピンチとチャンスをもたらしている:インダストリー4.0(1/5 ページ)
日本能率協会コンサルティングは、インダストリー4.0およびIoTによる技術革新に対する製造業の関心についてアンケート調査を実施。その調査結果を発表した。
日本能率協会コンサルティングはインダストリー4.0やIoT(Internet of Things、モノのインターネット)によって生まれる技術革新について、主に製造業に向けたアンケート調査を実施。2015年11月18日に調査結果を発表した。
同調査は2015年10月6〜12日、Webを通じて実施。最終的には、電気機器、機会、化学、輸送用機器、食料品、医薬品、鉄鋼など幅広い業界の133社から有効回答数175人を集めた。主な回答結果について見ていく。
インダストリー4.0やIoTには79%が関心
インダストリー4.0やIoTへの関心については「大変関心がある」が44%、「関心がある」が35%となり、79%という高い割合が関心を示していることが分かった。この割合については「予想以上だった。さめている人も多いのかと考えていたがほとんどの人が関心を持っているということが分かった」(日本能率協会コンサルティングIT経営推進室室長 松本賢治氏)(図1)。
さらにこの関心と企業規模や回答者の役職別でソートした場合、大手企業になればなるほど、高い役職になればなるほど関心が高いという結果が出ている(図2、図3)。
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