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トヨタがシリコンバレー進出、人工知能開発拠点の新会社を設立
トヨタが人工知能技術の研究開発拠点として、新会社「TOYOTA RESEARCH INSTITUTE(TRI)」を2016年1月に米カリフォルニア州に設立する。
トヨタ自動車は2015年11月6日、人工知能技術の研究開発拠点として新会社「TOYOTA RESEARCH INSTITUTE(TRI)」を2016年1月に米カリフォルニア州パロアルトに設立すると発表した。TRIのCEOには、同社Executive Technical Advisorのギル・プラット(Gill A. Pratt)氏が就任する(関連記事:トヨタの人工知能開発拠点に元DRCマネジャー「今度は私がバッターボックスに立つ番」)。
プラット氏は米国国防総省が管轄する研究機関「Defense Advanced Research Projects Agency(DAPRA)」の実施した、災害救助ロボット競技会「DARPA Robotics Challenge(DRC)」のプログラムマネジャーを務めた人物で、トヨタ自動車が2015年9月に人工知能研究で米国2大学との連携を発表した際、同社にスカウトされていた。
米2大学の連携発表時、同社は「さまざまな環境にける物体の認識」「高度な状況判断」「人と機械との安全な相互協調」についての研究を進めていくとしているが、TRIは人工知能に関する研究開発だけではなく、商品企画も事業内容としており、運営予算は設立からの5年間で総額約10億ドルが見込まれている。
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