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スバルはアイサイトと全方位レーダーで自動運転、次期インプレッサはどうなる?:東京モーターショー2015(2/2 ページ)
富士重工業は、「東京モーターショー2015」において、自動運転機能などの先進安全技術を搭載して同社の将来ビジョンを具現化した「SUBARU VIZIV FUTURE CONCEPT」と、次期「インプレッサ」のデザインスタディモデルである「IMPREZA 5-DOOR CONCEPT」を世界初公開する。
次期「インプレッサ」は新世代モデルの第1弾
一方、IMPREZA 5-DOOR CONCEPTは、富士重工業が2014年5月に発表した中期経営ビジョン「際立とう2020」で新世代モデルの第1弾として位置付ける次期インプレッサのデザインをイメージした5ドアハッチバックのコンセプトモデルである。
SUBARU VIZIV FUTURE CONCEPTにも導入しているDYNAMIC(躍動感)×SOLID(塊感)を核に、「スバルデザインに欠かせないドライビングへの期待感を高めるスポーティーさや先進性、安心感を高める機能価値を凝縮し、クラスを超えた価値を表現した」(同社)という。
なお、現行の4代目インプレッサは2011年12月に発売されている。今回のIMPREZA 5-DOOR CONCEPTがデザインコンセプトであり、機能面の言及はないことから、5代目となる新型インプレッサの発売時期は2017年以降になるとみられる。
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