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切削加工に必要な9つのモノと完成の喜びと、気まぐれでそっけないアイツママさん設計者がやさしく教える「CNCフライス超入門」(6)(3/6 ページ)

ファブレスメーカーのママさん設計者がCNCフライスの特長や魅力、使い方を分かりやすく解説する連載。第6回はいよいよ最終回! 必要な物をそろえて、いよいよ切削加工の本番へ。完成品はもちろんネコさまにチェックしていただく。

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いよいよセットアップ……!

 必要な物がそろったところで、セットアップをしましょう。

 まず先に、1番目のエンドミルをチャックに取り付けます。次いで、ワークテーブルに捨て板を貼り付けます。貼り付け後は、板が浮かないように全面をしっかり押し付けてください(図12)。



図12:板が浮かないように!

 次に、捨て板の上にワークを貼り付けます。これも同じく全面をしっかり押し付けてください(図13)。


図13:ワークの貼り付け

 そして、前回と同じ手順でUSBCNCを起動し、CNCフライスの電源を入れます。機械座標を原点復帰させたら、Gコードを読み込ませます。

 次に、ワークの座標原点を設定します。「Jog pad」を開いて、Jog操作でエンドミルのX・Yの位置をワークの左下まで移動させます(図14)。


図14:Jog padの画面の見方

 エンドミルがワークの左下までたどり着いたら、次にZを降下させて刃先をワークに近づけます。「ワークとの接触まで後2〜3mmかな」というところで降下を止めて、チャックのセットスクリューをゆるめて、エンドミルの自重だけで刃先をワークの上に落とします(図15)。


図15:エンドミルを下ろす

 このタイミングで、赤丸で囲んだボタンを1つずつ押して、X・Y・Zそれぞれの座標数値をゼロにセットします。ここが「ワーク原点」になります(図16)。


図16:ワーク原点の設定

 ワーク座標の全ての数値が0.000になっているのを確認して、そのままの状態でチャックのセットスクリューをしっかり締めます。これで切削の準備が整いました(図17)。


図17:全ての数値が0.000になっているか確認

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