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「MAX 10 FPGA」のテスト環境を構築するMAX 10 FPGAで学ぶFPGA開発入門(2)(4/7 ページ)

今回から実際に「MAX 10 FPGA評価キット」を利用しての開発に着手する。まずは環境構築だ。キット以外に必要なモノもあるので注意して欲しい。今回も連載で使う「MAX 10 FPGA 評価キット」の読者プレゼントをご用意。

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 以上で一応の環境は整ったが、せっかくなのでプログラミングできる事を確認してみよう。

 Quartus IIを起動すると最初にダイアログが出て、その次にQuartus IIの画面が出現する(Photo14)(Photo15)。ただここでいきなりデザインを入力、というのもハードルが高いので、まずはありモノをちょっとモディファイしてみることにしたい。

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Photo14:初回起動時の画面。ここでは真ん中の“Run the Quartus II software"をチェックしてOKを押す
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Photo15:Quartus IIの初期画面はこんな感じ。これはProjectも何もない、まっさらな段階

 Quartus IIをインストールしても、いわゆるサンプルプログラムのたぐいは一切入っていないのでWebから入手する。MAX 10向けの場合、Alteraの「Design Store」にいろいろ置かれている(Photo16)。今回はこの中から「Restore Factory Settings LED Flash」を選んでみる(Photo17)。ここで「Download」を選ぶと、「LED_Flash.par」というファイルがダウンロードされるはずだ。

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Photo16:さまざま開発キット向けのSampleが混在しているので、ちょっと分かりにくい
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Photo17:「Restore Factory Settings LED Flash」は要するにMovie01の動作の、0.5秒毎にLEDの点滅を繰り返すという奴である

 この.parファイルの取り込みは、以下の流れで行う。

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(1) "File"→"New Project Wizard"を選択(Photo18)
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(2) 適当な名前でProjectを作成(Photo19)
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(3) Project Typeで"Project template"を選択(Photo20)
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(4) Template一覧で、"Install the design templates."をクリック(Photo21)
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(5) Template指定で、先ほどダウンロードした.parファイルを指定(Photo22)
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(6) 一覧に追加された"Restore Factory Settings LED Flash"を選択(Photo23)
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(7) Templateを利用して新規プロジェクトが生成(Photo24)

 ここまで終了した段階で、左側の「Entity」の下にある「LED_Flash_all」をクリックすると、ソースコードが表示されるはずだ。

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