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「MAX 10 FPGA」のテスト環境を構築するMAX 10 FPGAで学ぶFPGA開発入門(2)(3/7 ページ)

今回から実際に「MAX 10 FPGA評価キット」を利用しての開発に着手する。まずは環境構築だ。キット以外に必要なモノもあるので注意して欲しい。今回も連載で使う「MAX 10 FPGA 評価キット」の読者プレゼントをご用意。

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Quartus IIの環境構築

 さて、実際にダウンロードしようとすると、その前に「myAltera」への登録が要求されるので、ここで登録を行ってからダウンロードを行う。ダウンロードが終わったら展開して(なぜかWindows向けもtarファイルで提供されるので、ツールで適当なディレクトリに展開、setup.batを起動するとインストールが開始される。

 インストールそのものはごく普通だが、インストールディレクトリがちょっと変(Photo08)とか、インストール時のチェックに注意(Photo09)といったあたりが要注意だ。またインストールが終わった際には、USB Blasterのドライバのインストールを行うかどうかのチェックを入れておこう(Photo10)。問題なければ普通にドライバがインストールされるはずだ(Photo11)。

fpga Photo08:説明の関係で一応このデフォルトのままインストールした
fpga Photo09:一番下の“ModelSim-Altera Edition”は有償のソフトウェアなので、インストールしても意味が無い。またデバイスは使うもの(今回なら"MAX 10 FPGA")のみにチェックをつけておく

fpga Photo10:一番上の"Launch USB Blaster II driver installation"にチェックが入っている事を確認しておく
fpga Photo11:なぜ“Delaware Altera Corporation”かといえば、同社が米Delaware州の会社だから

 以上が完了したら、USB BlasterをPCのUSBポートに接続する。するとドライバの検索が始まるが、基本ここでは発見できないと思って方がいい。そこで「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」を行う必要がある。

 ここでドライバが入っているディレクトリ(今回の例だと“C:\altera\15.0\quartus”を指定し、“サブディレクトリも検索する”を有効にする)と、ドライバが発見され、インストールが終了(Photo13)。USB Blaster経由でのFPGAへのプログラミングが可能になった。

fpga Photo12:待っていても見つからないので、“Windows Updateからのドライバーソフトウェアの取得をスキップする”をクリックするのが吉
fpga Photo13:インストール完了。ちなみに今回はTerasic USB Blasterでの例だが、Alteraの純正USB Blasterやその他の互換USB Blasterも手順は同じだと思われる

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