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3次元切削加工機の新モデル「MDX-540S-AP」の国内販売開始:切削加工
ローランド ディー.ジー.(ローランドDG)は、3次元切削加工機のオールインワンパッケージモデル「MODELA PRO II MDX-540S-AP」の国内販売を2015年10月7日から開始する。
ローランド ディー.ジー.(以下、ローランドDG)は2015年9月8日、3次元切削加工機のオールインワンパッケージモデル「MODELA PRO II MDX-540S-AP」の国内販売を同年10月7日から開始すると発表した。販売価格(税別)は500万円。発売後3年間で200台の販売目標(国内)を掲げる。
同製品は、従来機種である「MODELA PRO II MDX-540S」の使い勝手を向上させ、デザインを一新。ATC(自動工具交換装置)や各種キットを標準装備したオールインワンパッケージモデルである。
XYZ動作ストロークは400×400×155mm。スピンドルモータにDCブラシレスモータ(最大400W)を採用し、スピンドル回転数400〜12000rpmを実現する(400〜3000rpmは位置決め、芯出し用)。動作速度は最大7.5m/分。制御コマンドはRML-1およびNCコードに対応する。本体の外形寸法は970×1070×1760mmで、重量は420kgである。
通常、大型NCマシンなどの加工機の場合、設置作業に時間がかかるが、同製品は設置も短時間で行え、導入後すぐに使用できるという。
なお、同製品は、同年10月7〜9日の3日間、インテックス大阪で開催される「第18回 関西 設計・製造ソリューション展(DMS KANSAI)」に出品される予定だ。
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