ニュース
商品購入前のイメージを3Dで可視化できる、ビジュアライゼーションを発売:製造ITニュース
伊藤忠テクノソリューションズは、フィンランドのITサービス企業であるVividWorksと販売代理店契約を締結し、クラウド型の3Dビジュアライゼーション「VividPlatform」を発売した。
伊藤忠テクノソリューションズは2015年8月18日、フィンランドのITサービス企業であるVividWorksと販売代理店契約を締結し、クラウド型の3Dビジュアライゼーション「VividPlatform(ヴィヴィッドプラットフォーム)」を発売した。
VividPlatformは、直感的なユーザーインタフェースを持つ、クラウド型の3Dビジュアライゼーションとなる。複雑なルールを持つ3D製品を組み立て、色やオプションを選んだり、インテリアなどの空間をデザインするなど、商品の特徴、利用シーンなどを可視化できる。また、部屋・建物などの写真から3Dの空間情報を計算し、商品を3Dモデルとして配置する、消費者ごとのシミュレーション環境も簡単に用意できる。
さらに、企業の販売システムやERPシステムとの連携機能を備えているため、業務への組み込みも容易だ。専門的な3Dソフトに比べ、約半分の期間で既存のサイトやCRMの中で3Dイメージの環境が構築できるという。
主に、自動車、建設・土木、住宅、インテリア、産業機械などに関連した製造業や小売業、観光業、教育業に向けてサービスを展開し、3年間で10億円の売り上げを目指すとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- モノづくりIT化の基礎情報ガイダンス
そろそろモノづくりの仕組みをIT化しないとマズイ! そんな危機感はありつつも、どこからどう手を付けたらいいのか、自社の戦略とマッチした製品は何か、などなど、謎だらけだ。セールストークにだまされた気分にならないためにも、事前にしっかり準備しておこう。 - CAEは高度化と簡易化に分かれる、生産技術CAEも充実
「第26回 設計・製造ソリューション展(DMS2015)」では、VDI環境でのCAE実施や、高度な解析が社内でも使えるようになるなど、一層CAEの利用範囲の拡大が感じられた。 - Googleドキュメントみたい! 無償クラウド3D CAD「Onshape」を使ってみた
一切の作業がクラウド上で出来る無償の3D CAD「Onshape」を試してみたら、かなり使えた! Webブラウザで動作していることを忘れるほどの操作感だ。無償なのに、パラメトリックモデリングにアセンブリなど高度な機能を備えている。 - クラウド上のCAEソフトを使ってみた
クラウド上のCAE「Autodesk Simulation 360」って、どんな感じ? ひとまず、筆者が持っていた3次元モデルで、深く考えず、ちゃっちゃと計算してみた。 - 設計者CAEもクラウドも「まだこれから」。2013年のCAD/CAE/PLM
2012年は、構造解析以外のCAE/CAD連携や、クラウドベースの設計ツールの発表などが目立った。2013年も、引き続きこの流れが加速していくのか。また、設計現場でのCAE普及はどうなるか。