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「3D Builder」を使ったKinect 3Dスキャンを試そう!Kinectで3Dスキャンして3Dプリントを楽しもう(3)(4/4 ページ)

モーションコントローラーデバイス「Kinect for Windows」で対象物を3Dスキャンして、3Dプリントするまでの手順を詳しく解説する連載。第3回は、「3D Builder」と「Kinect for Windows v2」を使った3Dスキャンについて紹介する。

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「XYZware」での3Dプリンタ用フォーマットへの変換

 3D Builderで保存したSTLファイルを、パーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr. 1.0」で出力していきます。本稿では、STLファイルを一度、専用ソフトウェア「XYZware」の独自フォーマットである「3W」ファイルに変換してからプリントを開始します。

 なお、XYZwareは2015年7月末に大幅なアップデートが行われています。詳細については、こちらのニュース記事を参照してください。

 STLから3Wフォーマットへの変換は、XYZwareのメニュー[書き出す]で行います(画像16)。これで3Dプリントを行う準備ができました。


XYZware
画像16 「XYZware」でSTLを3Wに変換

 後は、[印刷]ボタンを押すだけです。印刷が完了するまでしばらく待ちます。

ダヴィンチ Jr. 1.0
画像17 「ダヴィンチ Jr. 1.0」で出力

 印刷が正常に完了すると、本連載でおなじみの「てんとうむし(人形)」が出力されます(画像18)。

本連載でおなじみの「てんとうむし(人形)」
画像18 出力された「てんとうむし(人形)」

人物スキャンについて

 今回もてんとうむしの人形をスキャンしましたが、本稿の冒頭で紹介した動画のように、3D BuilderとKinect for Windowsの組み合わせで、人物をスキャンすることも可能です。

 しかし、実際に人物スキャンを行うには、スキャナ(Kinect for Windows)もしくは人物を回転させる必要があり、そのためには広い場所や回転台(できれば自動)が必須となります。もし、そのような場所や装置を手配できるのであれば、ぜひ人物スキャンにも挑戦してみてください。



 今回は、3D Builderが備える「Kinect for Windows v2」を活用した3Dスキャン機能と、スキャンした3Dモデルの修正、3Dプリントまでの流れを紹介しました。次回は、Kinect for Windows以外のセンサーを使った3Dスキャンについて取り上げます。お楽しみに! (次回に続く)

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