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20万円台のSLA方式3Dプリンタ、新色レジン追加で全5色展開に:3Dプリンタニュース
XYZプリンティングジャパンは、光造形方式3Dプリンタ「ノーベル」シリーズ向けレジン(光硬化性樹脂)の新色を発表した。
台湾New Kinpo Group傘下のXYZprintingの日本法人であるXYZプリンティングジャパンは2015年8月24日、同社の光造形(SLA)方式3Dプリンタ「ノーベル」シリーズ向けの新色レジン(光硬化性樹脂)3色を、同年8月25日より販売開始すると発表した。
追加となる新色は、ホワイト、ブルー、マゼンタの3色。既存色のグレー、クリアとあわせて全5色展開となり、「今まで以上に色彩に富んだ高精細な3Dプリントが可能になる」(同社)という。
同社が手掛けるSLA方式3Dプリンタ「ノーベル 1.0」は、一般的なSLA方式3Dプリンタと同様に高精度な造形を実現しながらも、22万9800円(税込)と低価格化を実現。本体サイズは280×345×590mmで、重さは9.6kg。最大造形サイズは128×128×200mmで、積層ピッチは0.025mmm/0.05mm/0.1mmから選択可能だ(関連記事:23万円で買える光造形方式3Dプリンタ「ノーベル 1.0」がついに発売)。
ノーベルシリーズ専用レジンの販売価格(税込)は、500g入りボトル×2本で1万5800円。同社のWebサイトの他、家電量販店、ECサイト、販売代理店から購入可能である。
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