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樹脂材料・複合素材の製造大手がエンタープライズPLMを新たに採用:製造IT導入事例
Arasは、スターライト工業がエンタープライズPLMに「Aras Innovatorスイート」を選択したと発表した。Arasのソリューションを複数活用することで、スターライト工業は世界各地の生産拠点で製品品質を保証していくという。
Arasは2015年7月8日、スターライト工業が、グローバルな先行製品品質計画(APQP)プロセスや成果物管理のためのエンタープライズPLMとして、「Aras Innovatorスイート」を採用したと発表した。
スターライト工業は、高機能プラスチック、樹脂材料・複合素材の製造大手となる。今回、Arasの拡張エンタープライズ内のビジネスおよび技術ユーザーに提供される柔軟性と使いやすさが決め手となり、採用を決定した。
ArasのPLMアーキテクチャによりスターライト工業では、海外拠点と世界各地の顧客それぞれのプラットフォームに左右されることなく、データを共有できるようになる。スターライト工業では今後、プロジェクト管理やドキュメント管理を含む複数のArasソリューションを活用し、世界各地の生産拠点で高度な製品品質の保証に役立てるとしている。
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