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複合材の薄肉構造に使える中立面抽出機能など追加CAEニュース

エムエスシーソフトウェアは次世代CAEプラットフォームの最新版「MSC Apex Diamond Python」をリリースした。中立面作成機能を強化し、構造解析の際の解析準備チェック機能を追加した。

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 エムエスシーソフトウェアは2015年8月6日、次世代CAEプラットフォームの最新版「MSC Apex Diamond Python」をリリースしたと発表した。同製品は新機能である「Smart Midsurface」を搭載した。同機能は金属や樹脂、複合材料などから構成される薄肉構造の有限要素モデル作成をサポートする。同機能は同製品の3Dモデラー「MSC Apex Modeler」のアドオンとなる。

 Smart Midsurfaceに備える「新段階的中立面作成ワークフロー」は半自動機能であり、中立面抽出・作成に利用できるペア作成や事前設定ができる。また中立面抽出は金属や樹脂、複合材料などから構成される薄肉構造に対して実行でき、テーパー、曲線、対称または非対称な形状にも対応する。中立面形状のメッシング、材料・セクション特性の定義においては、ヘキサメッシュおよびメッシュシードポイントをサポートし、サーフェスおよびソリッド要素のメッシュの迅速な作成が可能だという。また数百種類の3次元形状のシェル要素に対して、自動かつ数秒で板厚やオフセットを定義することができ、可変板厚もサポートする。

 同製品の構造解析ツール「MSC Apex Structures」には、モデル作成/修正の作業をしながら「解析準備チェック」を自動的に実行する機能を追加した。メッシュや荷重境界条件、板厚などが変更されると、この機能が自動実行される。

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