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「Kinect Fusion」による3Dスキャンを徹底解説Kinectで3Dスキャンして3Dプリントを楽しもう(2)(5/6 ページ)

モーションコントローラーデバイス「Kinect for Windows」で対象物を3Dスキャンして、3Dプリントするまでの手順を詳しく解説する連載。第2回は、Kinect for Windowsを使った3Dスキャンの詳しい手順について紹介する。

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3Dモデルの穴埋め

 3Dモデルを回転させると上端や下端といった、Kinect for Windowsから見えない部分に穴が開いていることが分かります。


「Kinect for Windows」が捉えられなかった部分に穴が開いている
図15 「Kinect for Windows」が捉えられなかった部分に穴が開いている

 Kinect Fusionでは、Kinect for Windowsセンサーが捉えられる範囲のスキャンしかできないため、このように穴が開いてしまいます。

 このままの状態、つまり3Dモデルに穴が開いている状態では3Dプリントできませんので、穴埋め処理を行っていきます。

 3Dモデルの穴埋めは、MeshLabや3Dモデリングツールを用いるときれいに処理できますが、本連載では“手軽さ”を優先して、「3D Builder」(Windows 8.1の場合、Windowsストアが開きます)を使用します。

Windowsストアでの「3D Builder」の紹介ページ
図16 Windowsストアでの「3D Builder」の紹介ページ

 3D Builderは、マイクロソフトが提供している3Dプリンタのためのアプリケーションで、3Dモデリングや3Dモデルの穴埋めが行えます。

 なお、3D BuilderとKinect for Windows v2を組み合わせて3Dスキャンを行うことも可能です。しかし、細かな設定などができないため、本稿ではKinect Fusionを用いた3Dスキャンの方法を優先して紹介しています。条件(例えば、より広いところ&より大きなもの)によっては、3D BuilderとKinect for Windows v2の組み合わせで、直接スキャンした方が良いケースもあるでしょう。

 それでは、3D Builderを使った穴埋めの手順を簡単に解説していきます。まず、3D Builderにスキャンしたファイルを読み込ませます。

[読み込み]ボタンを押す
図17 [読み込み]ボタンを押す
先ほどスキャンした3Dモデル(PLYファイル形式)を選択
図18 先ほどスキャンした3Dモデル(PLYファイル形式)を選択

 次に、読み込んだ物体の「単位」を選択します。本来は3Dモデルに適した単位を選択するべきですが、調整が煩雑になるため本稿では、既定のまま(フィート)にしています。

 3Dモデルの下に赤色マークが付いている場合は、何らかの調整が必要になります。調整項目については、画面上部に表示されます。

3Dモデルの下に赤色マークが付いたら調整が必要。修正が必要な項目については、画面上部に表示される
図19 3Dモデルの下に赤色マークが付いたら調整が必要。修正が必要な項目については、画面上部に表示される

 今回は、3Dモデルの穴が問題であるため、画面上部の警告をクリックして、穴埋め作業を開始します。

画面上部の警告をクリックして穴埋め作業を開始する
図20 画面上部の警告をクリックして穴埋め作業を開始する

 このような感じで穴埋めを施します。今回は、少しくぼんだような形状になりましたが、よりキレイに出力したければ3Dモデリングツールなどで手直しするとよいでしょう。

穴埋め処理を施す
図21 穴埋め処理を施す

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