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グローバルERPのパートナー契約を締結、タイでクラウドサービスの提供を開始:製造ITニュース
東洋ビジネスエンジニアリングは、NTT Communications(Thailand)とINTEC SYSTEMS BANGKOKが、Toyo Business Engineering(Thailand)が提供するグローバルERP「A.S.I.A.」に関するパートナー契約を締結したと発表した。
東洋ビジネスエンジニアリングは2015年7月14日、NTT Communications(Thailand)(以下、NTT Com Thai)とITホールディングスグループのINTEC SYSTEMS BANGKOK(以下、ISB)が、Toyo Business Engineering(Thailand)(以下、B-EN-G Thai)が提供するグローバルERP「A.S.I.A.(エイジア)」に関するパートナー契約を締結したと発表した。
タイでは現在、製造業・サービス業ともに日系企業の進出が続いている。市場での競争環境も激しさを増していることから、現地では、ビジネス環境に合った日本語対応の会計システムを導入したいなどのニーズが増えているという。
B-EN-G Thaiでは、タイ国内で約80社の導入実績を持つA.S.I.A.を、NTT Com Thaiが同国内のデータセンター内で運営・販売しているクラウド基盤上に載せ、ISBが導入支援・保守サービスを提供し、これらをパッケージ化することで、会計クラウドサービス「A.S.I.A. GP」を提供する。販売は、NTT Com Thai、ISB、B-EN-G Thaiの3社で、主にタイに進出する日系企業を対象に、3年間で100社の導入を目指すという。
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