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ヤンマーが約100万点にも及ぶ保守部品の価格管理システムを刷新:製造ITニュース
シンクロンジャパンの価格管理システム「Global Price Management」を、ヤンマーが採用した。導入したシステムは10月にサービスインする予定。
シンクロン・インターナショナルの日本法人であるシンクロンジャパンは2015年7月8日、同社のクラウド型価格設定システム「Global Price Management」がヤンマーに採用されたと発表した。
ヤンマーでは従来、自社開発の価格設定システムを利用。月に2000点余りの部品を新規入力していたが部品のセグメント化ができておらず、適正な価格設定ができていなかったという。そのために、全体で約100万点にも及ぶ保守部品の価格管理システムを刷新するという決定を下し、まずは主力3事業に絞ってプロジェクトを発足することになった。
同プロジェクトで目的としていたのは、価格管理重要部品の定義化と現行部品マスターの整備、戦略的価格設定への転換、競合・市場情報を踏まえた価格設定ポリシーの作成、販売代理店・ディーラーなどへの価格設定ポリシーの徹底、価格設定プロセスの変革という5点。そうした課題を解決するために複数のシステムを比較検討した結果、シミュレーション機能やビジュアライゼーション機能など、目的を満たす機能を備えていると評価したGlobal Price Managementを採用した。
ヤンマーが導入したシステムは、10月にサービスインする予定。現在は、機能検証や概念検証などを実施している。今回導入するシステムの運用が軌道に乗ってから、他事業の保守部品価格にも同システムを導入していく考えだ。
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