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ロボットをエンタメ市場に「ロボドルプロジェクト」、乃木坂46と共演:既に乃木坂46と共演
アスラテックら4社は共同でエンタメ市場でのロボット活用を促進し、「ロボットアイドル」の普及を目指す「ロボドルプロジェクト」を発足した。既に乃木坂46と“共演”の実績もある。
アスラテックは2015年7月17日、エンターテイメント市場でのロボットの活用促進と市場開拓を目的とした「ロボドルプロジェクト」の発足を発表した。博報堂、ココロ、佐川電子と共同プロジェクトとなり、エンターテインメントの場で活躍するロボット「ロボットアイドル」の普及を目指す。
同プロジェクトは、「エンターテイメントにおいてロボットを使ったコンテンツや演出はこれから増加していく」という予測を元に発足された。エンターテインメントの現場でロボットを使うには、操作や演出はもちろん、衣装やメイクにも専門企業の知見が必要になるとしており、同プロジェクトはこれら課題の解決を目指し、必要なサポートを提供する。
現在、同プロジェクトは4台の“所属”ロボットをウェブサイト上で公開している。これらのロボットはアスラテックのロボット制御システム「V-Sido OS」による操作に対応し、リアルタイムに操作が可能だ。今後は参加企業の拡充や、さらなるロボットアイドルの発掘を進め、ロボットの活動の場を広げるために活動していくと発表した。
また、同プロジェクトは既にアイドルグループ「乃木坂46」の新曲「魚たちのLOVE SONG」のミュージックビデオ製作に協力している。同ミュージックビデオに出演するロボット「GR-001」「SE-01」の動作に特殊効果は使われておらず、全て「V-Sido OS」で制御されているものだ。
「乃木坂46」の新曲「魚たちのLOVE SONG」ミュージックビデオ
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