単三電池40本で鈴鹿サーキットを疾走! 「2015 Ene-1 GP SUZUKA」開催:追加充電はダメです
エネループ40本を動力源としたオリジナルカーの競技会「2015 Ene-1 GP SUZUKA」が2015年8月2日に開催される。エントリー数は過去最多の110台だ。
パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は2015年7月6日、次世代エネルギーカーイベント「2015 Ene-1 GP SUZUKA」のオフィシャルパートナーとして充電池「エネループ」、充電器などの提供で協賛を行うと発表した。
Ene-1 GPは充電式単三形電池(エネループ)40本を動力源としたオリジナルカーと電動自転車の競技会だ。今回で第5回目となる本大会は、2015年8月2日に鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催される。競技カテゴリ―は、手作りの電気自動車で競う「KV-40チャレンジ」と市販の自転車を電動化して競う「KV-BIKEチャレンジ」の2種類。モータースポーツの聖地とされる鈴鹿サーキットで、ガソリン燃料以外を用いて行われる珍しい大会となっている。
エントリー数110台のうち93台が電気自動車部門「KV-40チャレンジ」に出場する。大会のメインともいえるこの部門のルールは、鈴鹿サーキット 国際レーシングコース フルコースでのタイムアタックを3回行い、合計タイムを競うというものだ。3回のタイムアタック中に追加充電は認められておらず、速さはもちろん、1周5.807キロを3回走り抜くエネルギーマネジメントも必要になる。KV-40チャレンジは車両制限なしの「KV-1クラス」と車両最低重量35kgの「KV-2クラス」に分けられている。
本大会は2011年に鈴鹿サーキットではじまり、2012年からはツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡)でも開催されている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 全日本学生フォーミュラ開催! 岩手県連合チームがTVD搭載EV車両で初出場
自動車技術会は「第13回 全日本学生フォーミュラ大会」の開催概要を発表した。今回は大会初日に開会式が行われる他、初めて交流会の開催が決定し、参加者とスポンサー企業との交流の場が設けられる。 - 乾電池で1トンの電車を8.5km動かす! パナソニックのエボルタチャレンジ
パナソニックは2014年度の「エボルタチャレンジ」で使用する「エボルタ電池鉄道」の車両を披露した。単1形のエボルタ99本を電力源として、約1トンの車両を約8.5km走行させるという。 - パナソニックが単1形乾電池で1トンの電車を動かす、秋田県の廃線で挑戦
パナソニックは、実際に人間が乗車できるオリジナルの電車を開発し、単1形の乾電池「EVOLTA(エボルタ)」を動力源として線路上を約8km走破する実証実験に挑戦する。