航空宇宙産業をターゲットとしたハイエンド3Dスキャナを販売開始:3D技術ニュース
丸紅情報システムズはハイエンド非接触光学式3次元測定機/3Dスキャナ「エイトス(ATOS)」(独ゴム製)シリーズの最上位機種「エイトス トリプル スキャン 16M(ATOS Triple Scan 16M)」を販売開始する。「第26回設計・製造ソリューション展」でも展示する。
丸紅情報システムズ(MSYS)は2015年6月24日、ハイエンド非接触光学式3次元測定機/3Dスキャナ「エイトス(ATOS)」(独ゴム製)シリーズの最上位機種「エイトス トリプル スキャン 16M(ATOS Triple Scan 16M)」を販売開始すると発表した。販売価格は2740万円(税抜き)から。
「エイトス トリプル スキャン 16M」は計測に使うCCDカメラの最高解像度が1600万画素まで向上した。従来機種は1200万画素だった。従来の最上位機種と比べデータ再現性が最大20%向上したという。解像度が大きくなったことで、1回当たりの撮影でより広範囲の測定が可能なため、測定時間の大幅短縮も期待できる。
従来機種からの機能で1回の撮影で3回の測定処理を行う「トリプルスキャン方式」と、測定を邪魔する反射が起こりにくい青色LEDを測定補助光の光源に活用した「ブルーライトテクノロジ」の機能を搭載する。
日本国内におけるエイトスシリーズの販売実績は1000台に達しており、自動車、航空宇宙、重工業、家電、医療など、幅広い産業で使用されてきた。新製品は自動車や航空宇宙産業を中心としたハイエンド市場をターゲットに販売していく。同社は、同製品の販売開始によりエイトスシリーズの販売を年間45億円まで引き上げる目標だ。
なお同製品は2015年6月24〜26日まで、東京ビッグサイトで開催する「第26回設計・製造ソリューション展」のMSYSブースで見ることが可能だ。MSYSブースの小間番号は「東3ホール・東6-30」。
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