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3Dプリンタとセグウェイがコラボレーション!――丸紅情報システムズDMS2014

丸紅情報システムズは「第25回 設計・製造ソリューション展」のブース内で、同社が3Dプリンタで製造したカスタマイズパーツを装着したセグウェイを展示した。同社とセグウェイジャパンは、今後1年をめどに用途に応じたカスタマイズパーツの開発や実証実験を共同で実施するという。

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 丸紅情報システムズ(以下、MSYS)は2014年6月24日、セグウェイジャパンと、3Dプリンタを活用した電動立ち乗り二輪車「セグウェイ」用カスタマイズパーツの共同開発プロジェクトを実施すると発表した。東京ビッグサイトで開催されている「第25回 設計・製造ソリューション展」(2014年6月25〜27日)のMSYSブース内で、そのコンセプトモデルが展示された。

 今回展示されたコンセプトモデルには、スマートフォンやタブレット端末を装着することができるものや、ホイールカバー、ライトアップ用のパーツなどがある。MSYSブースでは、これらを実際にセグウェイに装着し、体験できるようにした。


丸紅情報システムズが展示したセグウェイのコンセプトモデル。コンセプトモデルには、3Dプリンタで作られたスマートフォンやタブレット端末が装着できるパーツや、ホイールカバーが装着された(クリックで拡大)

 セグウェイは、ドイツのミュンヘン空港で警備隊の空港内移動に利用されるなど、欧州を中心に活用の場が広がっている。日本国内には約3000台のセグウェイが導入されており、イベント会場やショッピングモールの巡回警備、ゴルフ場の乗用カートとして利用されている。つくば市では実用化に向けた実証実験も行われている。さまざまな環境や用途での利用が増えるに従って「セグウェイをカスタマイズして使いたい」というニーズが徐々に高まってきた。そこで3Dプリンタの活用に白羽の矢が立ったという。

 一方、MSYSは以前から3Dプリンタの新たな活用方法を模索していたという。そんな中、こうしたセグウェイを活用しようとする動きに注目し、3Dプリンタの小ロット生産に向いている点や、デザインの自由度、製造の際に金型が不要で開発期間の短縮やコストの削減ができるといったメリットが生かせるのではないかと考え、共同開発の打診を行った。

「例えば、セグウェイに専用のカスタマイズパーツを装着し、乗ったままスマートフォンやタブレット端末のGPS機能が利用できれば、大規模なイベント会場内の警備や、ガイドなどをスムーズに行うことができる。3Dプリンタでは自由なデザインが行えるため、それぞれのイベントに合わせたパーツデザインを行うことも可能」(説明員)。

スマートフォンとタブレット端末用パーツ(左)、ホイールカバーとライトアップパーツ(右)(クリックで拡大)
第25回 設計・製造ソリューション展特集

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