ニュース
中小企業のロボット参入を支援、都が試作や試験を含めた実用化支援
東京都立産業技術研究センターが、中小企業のロボット分野参入支援を目的とした「ロボット産業活性化事業」を開始、その拠点となる「東京ロボット産業支援プラザ」を開設する。
東京都立産業技術研究センター(都産技研)は2015年6月23日、中小企業へのロボット分野参入支援を目的とした「ロボット産業活性化事業」を開始、その拠点となる「東京ロボット産業支援プラザ」を同年7月1日に開設すると発表した。
本事業はロボット技術と市場ニーズのマッチングを図ることで、ロボット技術の実用化及び製品化、新サービスの事業化を支援する。具体的にはロボット開発に必要な基礎技術の開発と中小企業への技術移転、共同開発スペースの提供、ロボットの試作・評価支援、各種セミナー開催などを行う他、生活支援ロボットの市場投入に必要となる安全認証取得の支援も行う予定だ。
東京ロボット産業支援プラザはテレコムセンター(東京都江東区青海)内に設置、2016年4月からの実運用開始を目指す。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 自ら考えるスケート靴「Patin」、メイドインジャパンで発進
フラワー・ロボティクスはAIと移動機能を持った“機能拡張型家庭用ロボット”「Patin」(パタン)のプロトタイプを披露した。Pepperとは真逆に設計から生産まで、メイドインジャパンで「家庭用ロボット」の定着を狙う。 - 東京理科大発ベンチャー、マッスルスーツ「軽補助モデル」販売へ
東京理科大学発のベンチャー企業であるイノフィスが、「腰補助用マッスルスーツ」の「軽補助モデル」の試験販売を開始する。EU内での基準適合を示す「CEマーキング」も取得した。 - 神奈川県が介護施設に装着型ロボット「HAL 介護支援用」を100台導入
神奈川県は県下30箇所の介護施設にサイバーダインの装着型ロボット「HAL 介護支援用(腰タイプ)」の試験導入を開始した。各施設に3台、研修用などをあわせて合計100台を導入する。