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自動運転の国プロ開発リーダーが示す“懸念”オートモーティブ メルマガ 編集後記

自動運転技術を開発する目的をしっかり見定めることが重要です。

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 この記事は、2015年6月23日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


自動運転の国プロ開発リーダーが示す“懸念”

 2015年6月12日、ITS Japanの「2015年度通常総会」が開催されました。

 ITS Japanは、ITS(高度道路情報システム)を、日本のみならず全世界で発展させていくことを目的とした民間組織です。ITS Japan会長を務めるトヨタ自動車 顧問の渡邉浩之氏は、総合科学技術・イノベーション会議が主導する戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の自動走行(自動運転)システムの研究開発プログラム「SIP-adus」のプログラムディレクター(PD)も務めています(関連記事:自動運転技術開発担当PDの渡邉氏が意気込み、「国がやるR&Dの新しい形見せる」)。

 その渡邉氏が、総会終了後の交流会のあいさつで以下のようにコメントしました。

ITS Japan会長でSIP-adusのPDの渡邉浩之氏
ITS Japan会長でSIP-adusのPDの渡邉浩之氏

 「ITSや自動運転は、ITによるサイバー世界と物理世界をつなげる『サイバーフィジカルシステム』の代表と言ってもいい。サイバーとフィジカルをもっと近づけないと新しいことができないことは確かだ。だがその一方で、最近の動きに“危うさ”も感じている」(渡邉氏)。

 渡邉氏の言う「最近の動き」とは、ドライバーが不要な完全自動運転技術の実現を一足飛びに実現しようという取り組みの数々です。その代表はGoogleになりますが、他にも自動車業界外、特にIT系企業からそういった発信が行われています。

 このような発言に対して、「日本の自動車業界はスピード感が足りない」「このままでは自動運転技術で欧米のIT業界に先行されて、また電機業界のようにガラパゴスになる」などという意見が出てくることかと思います。

 ですが、渡邉氏の考え方は実に明確です。以下に渡邉氏の言葉を引用します。

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