計測制御・遠隔監視システムの強みを生かしたM2M/IoTソリューション:FAニュース
コンテックは、計測制御・遠隔監視システムの強みを生かしたM2M/IoT向けデバイス・クラウドサービスを開発した。M2M/IoTシステム基盤をワンストップで提供するソリューション「CONPROSYS」として提供する。
コンテックは2015年5月13日、計測制御・遠隔監視システムの強みを生かしたM2M/IoT向けデバイス・クラウドサービスを開発し、M2M/IoTシステム基盤をワンストップで提供するソリューション「CONPROSYS」として提供を開始した。日本国内をはじめ、アジア・北米・欧州で展開していく。
CONPROSYSは、デバイスとクラウドサービスを組み合わせた遠隔監視・保全システムパッケージとなる。FAをはじめ、社会インフラ、再生可能エネルギー、スマートアグリなどの各業界に遠隔監視システムをパッケージとして提供する他、デバイスやソフトウェアなどコンポーネント単体でも提供する。
コンポーネントは、ハード・ソフトの両面から細部までコネクティビティを追及。デバイスは設置・ケーブル配線がしやすく、プログラム言語の専門知識がなくても制御スクリプトを組むことができる。また、M2Mコントローラーは、収集したデータを上位に送信するだけでなく、収集データの演算やフィールド機器の制御もできる。
OPC-UA、EtherCAT、Modbusなど、業界標準の通信規格に対応し、マルチベンダーの構成でさまざまな業界のアプリケーションを構築できる。ハードウェアについては、今後UL、EN、CEマークなど、世界各国の安全規格に順次対応する予定だ。
さらに、現場環境の「見える化」や遠隔制御、データ管理などが各自で行えるプラットフォームをクラウドサービスで提供する。外部システムと連携するAPIもあるため、業務システムやビッグデータ分析ツールなど、さまざまなシステムとの連携も可能になっている。
FAメルマガ 登録募集中!
MONOist FAフォーラムのメールマガジンの配信を2014年7月よりスタートしました。FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。
ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「M2M」「IoT」「クラウド」――“つながる技術”が切り開く組み込みの未来
2013年11月20〜22日の3日間、パシフィコ横浜において恒例の組み込み関連イベント「Embedded Technology 2013/組込み総合技術展(ET2013)」が開催された。本稿では、多数のブースの中から“これからの組み込み技術”という視点でピックアップした展示デモの内容を紹介する。 - 電子工作で無線通信を体験、TWE-Liteで自宅をもっと便利にしよう!
もはや「M2M」「IoT」「クラウド」といった“つながる技術”は、組み込みに欠かせないキーワード。無線内蔵マイコンを搭載した「TWE-Lite DIP」で、これまで難しそうに思えていた無線通信の基本を、電子工作で楽しく体験しよう! 目指すは、家庭内M2Mだ!! - そもそもIoTとは何か?「2014年のIoT」は何を意味するかを理解する
IoT(Internet of Things)という言葉は既に広く使われているが、概念自体は目新しいものではない。IoTで何かが変わった訳ではなく、“IoT”という言葉が一般化した今、それを活用するための環境が整ったというべきだ。IoTのそもそもと、その現状について、解説する。 - 製造現場になだれ込む「モノのインターネット」と「ビッグデータ」
IoT(モノのインターネット)やビッグデータ解析の活用先としてにわかに「製造現場」への注目度が高まっている。製造業において、ICTの活用により生産性や柔軟性をもう一段高めようとするモノづくり革新の動きが活発化する一方で、これらの技術のビジネス活用を推進したいIT系企業が提案が加速。製造現場への熱気が高まっている。 - 製造現場になだれ込む「モノのインターネット」と「ビッグデータ」
IoT(モノのインターネット)やビッグデータ解析の活用先としてにわかに「製造現場」への注目度が高まっている。製造業において、ICTの活用により生産性や柔軟性をもう一段高めようとするモノづくり革新の動きが活発化する一方で、これらの技術のビジネス活用を推進したいIT系企業が提案が加速。製造現場への熱気が高まっている。