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メンター「Nucleus RTOS」にウェアラブル向け「Mentor Embedded Nucleus」組み込み開発ニュース

メンター・グラフィックスがウェアラブル/IoT端末向けのRTOSとして「Mentor Embedded Nucleus」を発表した。

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 メンター・グラフィックスは2015年5月7日、ウェアラブル/IoT端末向けのRTOSとして「Mentor Embedded Nucleus」を発表した。

 ウェアラブル端末をターゲットとしたヘテロジニアス構成のマルチコアSoCアーキテクチャを対象としたRTOSで、「組み込み業界で初」(同社)となるvirtIO/remoteproc/rpmsgを新規実装したマルチコアフレームワークが用意されており、このフレームワークを利用することで、Nucleus RTOSやLinux、ベアメタルベースのアプリケーションなど単一のSoC上にシームレスに統合できる。

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「Mentor Embedded Nucleus」の概略(出展:Mentor Graphics)

 SoC上のコアを個別制御することで必要に応じての演算能力強化や消費電力の最小化も可能だ。サポートするアーキテクチャはARM、MIPS、PowerPC。なお、電源管理については用意された新開発の電源管理フレームワークがプロセッサの動作モードや動作クロック、ペリフェラルの動作を同時に制御できるため、コア制御とあわせての消費電力低減を見込めるとしている。

 その他、クラウドへの接続を念頭に置いた各種標準準拠ネットワークとプロトコルのサポート(Wi-Fi、Bluetooth、6LoWPANなど)が行われているほか、メモリモジュールパーティショニングには限られたモジュールだけを実行することでメモリの有効利用を図るアプローチが採用されており、医療やフィットネス、セキュリティなどで使われるウェアラブル/IoT機器での利用に適している。

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