“攻めた”Pepperが集合「ニコニコ超会議2015 超ロボットエリア」の熱気：超会議ロボットまとめ（2/3 ページ）

2015年のニコニコ超会議に用意された「超ロボットエリア」。開発者というネ申が多く参加した、このエリアの様子をPepper関係を中心に紹介しよう。

[大塚実，MONOist]

ロボットによるお祓いも実現

　会場にはこれら以外にもさまざまなPepperが展示されていたのだが、面白かったのが「Pepperと対戦ゲームやってみた」（ワン・トゥー・テン・デザイン）。

　普通、人間 vs コンピュータの対戦ゲームというのは、ゲームシステムとAIがコンピュータ内で完結しているものであるが、Pepperがジョイスティックを操作してゲームをプレイすれば、本当の意味でのヒト対コンピュータの“対戦ゲーム”が実現できる。

ジョイスティックを動かしてゲームをプレイするPepper

なぜかPepperだけビームを出せる鬼仕様。当たると移動速度が落ちる

これは別の必殺技。この理不尽さがいかにもPepperらしい

良く見ると、Pepper側のコントローラーにしか必殺技ボタンが無い!

　アルデバラン・アトリエ秋葉原で開催されたハッカソン「Pepper ニコニコ超会議 参加作品選抜ハッカソン」にて優勝し、ニコニコ超会議への出展が決まったのは「Pepperにお祓いされてみた」という作品。鳥居の奥から神主Pepperが出てきてお祓いをしてくれるというものなのだが、開発リーダーによれば「ロボットには煩悩がないので、神様に近い存在なのかなと。それに白いので神様っぽい」という発想で作ったのだとか。

Pepper神社？ 神社らしい音楽とともに、Pepperが奥から登場

開発チーム。じつはねとらぼ編集部の太田智美記者も個人的に参加

お供え物のコーナーも完備。この後、どんどん増えていったという

　また超ロボットエリアには、あの実物大 98式AVイングラム（機動警察パトレイバー）も出ていたのだが、その前で目立っていたのが「Pepperに写真撮られてみた」（IMJすまのべ! with きゅんくん）。このアプリは、自撮り棒を持ったPepperが、イングラムを背景にスマホで撮影してくれるというものである。QRコードから写真をダウンロードできる仕組みになっており、実際に試してみると思った以上に楽しかった。

イングラムの前でベストポジションをキープしていたPepper

クリエイター・きゅんくんの「METCALF」を装備した特別仕様

自撮り棒の先に付いたスマホで、3人（？）一緒に記念撮影ができる

QRコードがもらえる（このQRコードにアクセスしても、出るのはおっさんの写真です）