連載
誰のためのモデルベース開発?:モデルベース開発奮戦ちう(12)(3/5 ページ)
モデルベース開発の新人教育を無事に終え、既に社内で経歴を積んだ技術者向けの社内教育を始めることになった京子たち基盤強化チーム。そこで、部門間の壁という大きな課題に突き当たることに。モデルベース開発を導入するのは、一体誰のためなのか。最終回の今回も難問続出。最後に京子が見せた涙の意味は?
課題2:教育を受講した目的は、プラントモデルと連携する環境を手に入れること
次に、「教育を受講した目的は、プラントモデルと連携する環境を手に入れること」について。
皆から意見が挙がる。
プラントモデルと連携する環境だけを手に入れても、従来と同じ個別最適にとどまるのでは?
やはりモデルベース開発という手法を、正しく使うためのプロセスを知ってもらい、共感してもらうことが必要だな。
どうやって?
より具体的な実務に沿った事例を交えて、目の前で見てもらえないだろうか?
あるじゃないですか。
(???。どこに?)
CVT∞にモデルベース開発を適用した実体験と実機が目の前にありますよ!
自分達の担当域が、どこに位置していて、どのような性能との関わり合いがあって、どのように役割を果たしているのかを、実機を見ながら数理的にメカニズムを解説したいなぁ。
それいいですね! それができたら、関連する諸性能に関心を持ってもらえるんじゃないでしょうか?
モデル図が使えませんかね?
実機とモデル図を用いた、システムとしてのつながりと位置付けを教育カリキュラムに追加しましょう。
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