「レクサスRX」に「NX」の直噴ターボ搭載、日本でも販売:上海モーターショー2015
トヨタ自動車は、「第16回上海モーターショー」において、レクサスブランドの中型SUV「レクサスRX」に、排気量2.0l(リットル)の直噴ターボガソリンエンジンを搭載したモデル「RX200t」を投入すると発表した。RX200tは、日本国内で2015年秋以降に発売する予定だ。
トヨタ自動車は2015年4月20日、「第16回上海モーターショー」(一般公開日:2015年4月25〜29日)において、レクサスブランドの中型SUV「レクサスRX」に、排気量2.0l(リットル)の直噴ターボガソリンエンジンを搭載したモデル「RX200t」を投入すると発表した。RX200tは、日本国内で2015年秋以降に発売する予定だ。
RX200tに搭載する直噴ターボガソリンエンジンは、RXより一回り小さい小型SUV「レクサスNX」の「NX200t」に初めて搭載した直列4気筒の「8AR-FTS」である(関連記事:「レクサスNX」の直噴ターボエンジンは「高熱効率・低燃費エンジン群」)。NX200tの場合、最高出力は175kW(4800〜5600rpm)。最大トルクは、350Nm(1650〜4000rpm)だった。RX200tでは、最高出力170kW以上を目指すとしている。
なおレクサスRXは、2015年4月上旬開催の「ニューヨークオートショー2015」で初披露された(関連記事:新型「レクサスRX」はハイブリッドもガソリンエンジンも最高出力は300馬力に)。このとき発表されたのは、排気量3.5l(リットル)のV型6気筒アトキンソンサイクルエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載する「RX450h」と、排気量3.5lで直噴機構「D-4S」を採用するV型6気筒エンジン搭載の「RX350」の2モデル。最高出力は、RX450h、RX350とも最高出力は約300hp(224kW)を目指すとしていた。
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