屈折度測定・角膜曲率半径測定装置のハンドヘルドタイプを発売:医療機器ニュース
ニデックは、屈折度測定・角膜曲率半径測定装置のハンドヘルドタイプとなる「ハンドヘルドレフケラトメーター HandyRef-K」と「ハンドヘルドレフラクトメーター HandyRef」を発売した。
ニデックは2015年3月24日、屈折度測定・角膜曲率半径測定装置のハンドヘルドタイプとなる「ハンドヘルドレフケラトメーター HandyRef-K(ハンディレフケイ)」と「ハンドヘルドレフラクトメーター HandyRef(ハンディレフ)」を発売した。HandyRefは、角膜曲率半径測定の機能を省略したモデルとなる。
HandyRef-K/HandyRefは、 同社が従来用いてきた液晶ディスプレイ方式を継承しつつ、軽量・コンパクト化した手持ち型の装置となる。重量はバッテリーを含めて1kg未満のため、持ち運びが容易で、簡単に使用できる。そのため、今後需要が高まるとされる、在宅医療や介護の他、据え置き型では測定不能な仰臥位の患者の測定などにも対応できる。また、オプションでポータブルスタンドを使用することで、据え置き型としても利用できる。
測定データは、装置のメモリに50名分(100眼)を保存でき、充電ステーションに搭載されたプリンタからプリントができる。有線LAN、無線LAN、USB接続で、PCへのデータ転送も可能だという。
さらに、集中力が持続しにくいとされる、小児の測定をサポートする機能も搭載した。メロディを流すことで小児の興味を引く機能の他、固視チャートに「気球のチャート」か「フラワーチャート」のいずれかを購入時に選択できる。
また、同社の据え置きタイプと同じ測定原理を採用し、測定の条件が整った瞬間のデータを取得する「シンクロ測定機能」を搭載した。これにより、測定速度と測定精度が向上したという。眼底反射光を利用した徹照像撮影機能も備え、水晶体の混濁の様子を観察することも可能になっている。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
関連記事
- ニデック、光干渉断層計と無散瞳眼底カメラの複合機を発売
ニデックが発売した「Retina Scan Duo」は、網膜の断層像を撮影する光干渉断層計と眼底を撮影する無散瞳眼底カメラを一体化した複合機。網膜の断層像とカラー眼底画像を1台で取得し、そのデータを1枚のレポートで出力できる。 - 多機能眼底カメラを備えた3次元眼底像撮影装置を発売
トプコンは、3次元眼底像撮影装置「DRI OCT Triton」を発表した。SS OCTとカラー眼底撮影、FA、FAFを組み合わせた複合機で、中心波長1μmのSwept Sourceによって眼底深部や中間透光体に混濁がある場合でも容易に観察できる。 - コグネックス、読み取り速度・読み取り率が向上したハンドヘルド型リーダ発売
読み取りアルゴリズム2DMax+と照明テクノロジーUltraLightを組み合わせることで、多様な材質や表面に刻印された読み取りの困難なDPMコードも、瞬時に読み取ることができる。 - コグネックス、悪条件でも読み取れる工業用ハンドヘルド型バーコードリーダ発表
多くの製造現場のバーコード読み取りアプリケーション向けに開発。損傷、低コントラストなど、さまざまな条件下でバーコードの高速読み取りが可能な点が特徴だ。 - リッチなユーザー体験をもたらすCE 6.0 R3の新機能
ET2009のカンファレンスでマイクロソフトは「Windows Embedded CE 6.0 R3」の概要を説明。その内容と展示ブースの模様をお伝えする。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.