3Dプリンタとアートの融合で生まれたファッションロボット:3Dプリンタニュース
アルテックは、ファッションデザイナーの菱沼良樹氏が手掛けるファッションロボット「MAYUPO」を、Stratasys製のFDM方式3Dプリンタ「Fortus 450mc」で造形し、提供したことを発表した。
アルテックは2015年4月2日、ファッションデザイナーの菱沼良樹氏が手掛けるファッションロボット「MAYUPO」を、Stratasys製のFDM方式3Dプリンタ「Fortus 450mc」で造形し、提供したことを発表した。
造形されたMAYUPOは同年4月14〜19日にイタリア・ミラノで開催されるデザインフェスティバル「ミラノサローネ」に出品されるという。MAYUPOは、機械作業の延長線上といった従来のロボットのイメージを払拭し、芸術やアートとして表現できる“人の分身”のような愛らしい女の子型ロボット。
今回のアルテックによる造形協力について、菱沼氏は「まだ3Dプリントという名前がなく、ラピッドマニファクチュアリングといわれていたころから、最も新しい立体を作るテクニックとして大変興味を持っていた。今回、初めて『MAYUPO』を(Stratasysの)3Dプリント技術で製作したが、その作業の早さ、正確さに大変感動した。使用素材もさまざまな種類から選択が可能で、作品に奥行きを与えることができた。さらに、3Dプリントの後、研磨・塗装をすることでオリジナルな作品に仕上げられた」と語る。
造形に使用されたFortus 450mcは、Stratasys製のFDM方式3Dプリンタ。10種の素材が使用可能で、積層ピッチも4種類から選択できる。高精度・高耐久性の造形が可能で、細部にこだわったプリントと高速プリントの組み合わせを調整できるのが特長である。
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