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淡色欠陥の検出能力を強化した、ウェブ外観検査装置を発売:FAニュース
東芝ソリューションは、シート製品製造業向けに、ウェブ外観検査装置「M9200C」を発売した。カラーラインセンサーカメラを採用したことで、油じみなどの淡色欠陥を精度良く検出できる。
東芝ソリューションは2015年3月9日、シート製品製造業向けに、ウェブ外観検査装置「M9200C」を発売した。
M9200Cは、フィルム・不織布・非鉄製品などのウェブ製品の表面検査を行う画像検査システム。同社従来品の「M9100シリーズ」に、カラーラインセンサーカメラを採用したことで、油じみなどの淡色欠陥を精度良く検出できる。
また、RGB各色ごとに欠陥検出が可能で、従来区別が難しかった「色」に依存する欠陥が分類できる。これにより、欠陥色による発生要因分析なども可能になった。さらに、検出した欠陥をカラー画像で確認できる「生産履歴機能」も搭載した。
ユーザーの製造工程、検査対象・内容などに合わせたカスタマイズが可能で、最小構成価格は1500万円から(税別)。既にM9100を導入している場合には、オプションでカラーカメラを採用すれば、M9200Cの機能にバージョンアップできるという。
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