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ヤマハ発動機IM事業部が浜松市内の2拠点を統合、新事業所を開設へ:工場ニュース
ヤマハ発動機は、浜松市内2カ所で展開している、表面実装機や産業用ロボット、電動車いすを手掛けるIM事業部の拠点を集約し、2017年1月に開設する同市内の新事業所に移転する。投資金額は91億7000万円。
ヤマハ発動機は2015年3月3日、静岡県浜松市内の2カ所で展開している、表面実装機や産業用ロボット、電動車いすを手掛けるIM事業部の拠点を集約し、2017年1月に開設する同市内の新事業所に移転すると発表した。投資金額は、土地取得代金を含めて91億7000万円。
現在IM事業部は、浜松市中区早出町の「浜松IM事業所」で表面実装機や産業用ロボット、電動車いすを開発・生産する一方で、2013年10月に吸収合併した子会社・アイパルスの本社があった浜松市北区新都田で表面実装機を生産している。
IM事業部は今後の事業拡大に向けて生産スペースの拡張を検討していたものの、浜松IM事業所の周辺が住宅地であるため、拡張が困難なことが課題になっていた。そこで新都田の事業所と集約した上で、浜松市北区豊岡町に移転する計画を立てた。2014年7月に土地を取得し、同年12月に浜松市開発審査会の承認を経て、このほど農地転用許可と開発行為許可が下りたという。
新たな浜松IM事業所は、2015年4月に着工。約6万m2の敷地に、鉄骨造り地上4階建て(3階建て+一部中二階構造)の工場兼事務所建屋を建設する。建屋の延べ床面積は5万3700m2。
なお、現在の浜松IM事業所と新都田の事業所については、研究棟や倉庫はそのまま活用しながら、一部を売却する方針だ。
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