ファイバセンサーをCC-Linkに接続できる通信ユニット:FAニュース
オプテックス・エフエーは、ネットワークでファイバセンサーを管理・制御できるCC-Link対応通信ユニット「UC1-CL11」を発売した。これまで手作業だった受光量・測定値のモニタ、センサーの遠隔操作、設定値のバックアップを簡易化できる。
オプテックス・エフエーは2015年2月18日、ネットワークでファイバセンサーを管理・制御できるCC-Link対応通信ユニット「UC1-CL11」を発売した。半導体・電子部品業界、自動車業界、医薬品業界、機械業界など向けで、同社の製品ブランド「FASTUS(ファスタス)」の第7弾となる。
UC1-CL11は、FA業界を中心に幅広く普及するオープンフィールドネットワークCC-Linkに、同社のファイバセンサー「D3RF」シリーズを接続できる通信ユニット。センサーをネットワーク上で管理できるため、従来手作業で行っていた受光量や測定値のモニタ、センサーの遠隔操作、設定値のバックアップが簡単に可能だという。
三菱電機が提唱する「iQ Sensor Solution(iQSS)」にも対応。三菱電機製エンジニアリングソフトウェア「GX Works2」上で、接続されているセンサーの機種情報や接続台数を自動検出できる。これにより、三菱電機製のFA機器とスムーズに連携し、一括管理と作業性の向上が可能になるという。
標準価格は3万8000円(税別)。2015年に国内販売数5000台を目指す。UC1-CL11に接続できるセンサーは順次追加予定だという。
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