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「CX-3」はクリーンディーゼル専用車に、全高は1550mmで機械式立駐に対応:エコカー技術(2/2 ページ)
マツダの新開発の小型SUV「CX-3」は、排気量1.5l(リットル)のクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」専用車となり、JC08モード燃費は25.0km/lを達成した。全高は1550mmで、機械式立体駐車場の高さ制限に収められている。
新ボディカラー「セラミックメタリック」は光によって表情が変化
CX-3の外形寸法は全長4275×全幅1765×全高1550mmで、ホイールベースは2570mm。車両重量は、最も軽い2WDのSKYACTIV-MTモデルで1240kg、最も重いi-ELOOPを装着した4WDのSKYACTIV-DRIVEモデルで1340kgとなっている。
サイズは全長4060×全幅1695×全高1500mmのデミオよりも一回り大きくなった。全幅は1700mmを上回っているため3ナンバーとなる。ただし、全高は1550mmで、機械式立体駐車場の高さ制限にギリギリ収めることに成功した。
またボディカラーに新色の「セラミックメタリック」を追加した。「精密に研ぎ澄まされた金属感や精密な硬質感を表現し、光によって表情が変化する」(同社)という。
「マツダコネクト」のカーナビもバージョンアップ
この他、運転支援システム「i-ACTIVSENSE」や、「Heads-up Cockpit」コンセプトに基づくHMI(Human Machine Interface)、車載情報機器プラットフォーム「Mazda Connect(マツダコネクト)」など、新世代商品に採用した技術を全て搭載している。
なおマツダコネクトは、2015年1月に大幅改良したアテンザと「CX-5」から、カーナビゲーションを中心にバージョンアップを図っている。
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