高風量・高静圧のφ221mm×71mm厚産業用遠心ファン:FAニュース
山洋電気は、φ221mm×71mm厚の遠心ファン 「San Ace C221」を発売した。高風量・高静圧・低騒音・省エネルギーを可能にし、外部からファンの回転速度をコントロールできるPWMコントロール機能を搭載した。
山洋電気は2015年2月9日、φ221mm×71mm厚の遠心ファン 「San Ace C221」を発売した。通信装置、熱交換器、大型蓄電システム、太陽光発電用パワーコンディショナ、エアーカーテン、ファンフィルターユニット、冷凍冷蔵ユニット、燃料電池などの用途に向ける。
San Ace C221は、同等サイズの産業用遠心ファンでは業界トップという、高風量・高静圧・低騒音・省エネルギーを可能にした。ラインアップは、定格電圧24Vの「9TP24P0H001」と48Vの「9TP48P0G001」「9TP48P0H001」の3種で、外部からファンの回転速度をコントロールできるPWMコントロール機能を搭載している。
9TP48P0G001では、最大風量21m3/min、最大静圧760Paを可能にし、実装密度の高い装置でも高い冷却効果を得ることができる。また、9TP48P0H001は、音圧レベル71dB(A)、消費電力76.8Wで、高風量・高静圧でありながら、騒音と消費電力を抑えた。
価格はオープンで、初年度は月2000台、次年度は月3000台の販売を目指す。
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