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工業デザイン向け構想設計ツールが新型ドローンのデザインプロセスを加速3次元ツールニュース

ダッソー・システムズは、「3DEXPERIENCE platform」に対応する工業デザイン向け構想設計支援ツール「SOLIDWORKS Industrial Design」が、パロットの次期ドローン開発に採用されたことを発表した。

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 Dassault Systemes(ダッソー・システムズ)は、工業デザインの構想設計を支援するツール「SOLIDWORKS Industrial Design」が、Parrot(パロット)の次期製品開発に採用されたことを発表した。

 Parrotは、「AR.Drone」と呼ばれるドローンや、「Jumping Sumo」と呼ばれる2輪ロボットなどを手掛けるフランスのベンチャー企業。ダッソー・システムズの事前検証プログラムを通じて、リリース前のSOLIDWORKS Industrial Designを先行利用し、複雑な3次元形状を有する次期ドローンのデザインを行ったという。

 SOLIDWORKS Industrial Designは、ダッソー・システムズが提供するコラボレーション開発基盤「3DEXPERIENCE platform」に対応するSOLIDWORKSブランドのアプリケーションで、設備機械向けの構想設計ツール「SOLIDWORKS Conceptual Design(旧:SOLIDWORKS Mechanical Conceptual)」に続く新製品。2015年2月8〜11日(米国時間)に開催された「SOLIDWORKS World 2015」の中で、その詳細が明らかにされた(関連記事:デザインの意思決定が迅速化される「SOLIDWORKS INDUSTRIAL DESIGN」)。

 Parrotのデザイン担当はSOLIDWORKS World 2015の中で、「(次期ドローンを)こうしたデザインにしたいという構想はあったが、時間の制約もありなかなか手が付けられないでいた。しかし、いざSOLIDWORKS Industrial Designを使ってみると非常に早く、自分の思い描くデザインを形にすることができた」と述べていた。

SOLIDWORKS World 2015
Parrotの取り組みは「SOLIDWORKS World 2015」の基調講演の中でユーザー事例として紹介された

 SOLIDWORKS Industrial Designの提供開始は、2015年4月2日を予定(日本での販売時期は未定)。SOLIDWORKS 2015の既存ユーザーの月間ライセンスが190米ドルで、新規ユーザーの年間使用ライセンスが3480米ドルであるという。

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