SOLIDWORKSユーザーの祭典開幕! 米国アリゾナ州フェニックスで:SOLIDWORKS World 2015
米ソリッドワークスは、年次プライベートイベント「SOLIDWORKS World 2015」を米国アリゾナ州フェニックスで開催。世界中から5000人を超えるSOLIDWORKSユーザーや関係者が集う。
米国時間2015年2月8日、米ダッソー・システムズ・ソリッドワークス(以下、ソリッドワークス)主催の年次プライベートイベント「SOLIDWORKS World 2015」が米国アリゾナ州フェニックスで開幕した(会期:同年2月8〜11日、会場:フェニックス コンベンションセンター)。同イベントの開催は17回目となり、世界中から5000人を超えるSOLIDWORKSユーザーおよび関係者が集うという。
会期初日(同年2月8日)は、プレカンファレンスセッションを開催。SOLIDWORKS認定試験やCAD管理者ブートキャンプ、ウェルカムレセプションなどが予定されている。事実上のイベント本番となる2日目以降(同年2月9〜11日)は、基調講演の他、200以上のセッション、各種ハンズオンセミナーなどが用意されている。同イベントの参加者らは、3次元設計ソリューション「SOLIDWORKS」の新機能や次期バージョン「SOLIDWORKS 2016」をはじめとした最新情報を聴講できる他、世界各国・地域のユーザーによる最新事例や、100社以上のパートナー企業による展示デモなどを見聞きできる。
基調講演のキーノートスピーカーには、MakerBot前CEOでBold Machinesの創設者であるBre Pettis(ブレ・ペティス)氏、理論物理学者でベストセラー作家でもあるMichio Kaku(ミチオ・カク)氏、「TED」でのプレゼンが話題となった工業デザイナーのJinsop Lee(ジンソップ・リー)氏の3人が、同年2月9〜11日の3日間に分かれて登壇。ペティス氏は「次に来る産業革命:3Dプリンティングで新たなフロンティアへ(The Next Industrial Revolution: Pushing 3D Printing into New Frontiers)」、カク氏は「テクノロジーによって生活はどう変わるか(How Technology Will Change Our Lives)」、リー氏は「五感に響くデザイン(Designing for the Five Senses)」というテーマでそれぞれ講演を行う予定だ。
なお、前回の「SOLIDWORKS World 2014」の基調講演では、概念設計を支援する「SOLIDWORKS Mechanical Conceptual」の発表や「SOLIDWORKS 2015」の新機能紹介の他、ユーザー事例として、ソチオリンピックで米ボブスレーチームが使用したソリやクモ型ロボット、カーボンファイバーを利用できる3Dプリンタの開発者らが登壇した。
SOLIDWORKS WORLD 2014のリポート記事:
⇒ 「設計を抜本的に変える」、クラウド利用で構想設計をもっと自由に
⇒ 部分レンダリングに寸法配置の切り替え、「SolidWorks 2015」の新機能
SOLIDWORKS WORLDは、世界中からSOLIDWORKSユーザーやその関係者が集う「SOLIDWORKSコミュニティーの祭典」といえるイベントだ。同社によると、SOLIDWORKSユーザーは全世界で250万人おり、2016年初頭には300万人を超える見込みだという。また、ユーザーコミュニティーの数も世界256グループ存在しており、2年以内に300グループに届くだろうと予測している(関連記事:全てのアプリケーションでクラウド対応を進める――ソリッドワークス事業戦略)。
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